薬王院醫王山 慶徳寺(けいとくじ)・後編:滑川町
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦牟尼仏
階段を登ったら立派な薬師堂が有りました
元禄14年(1701年)に再建。本来、総門の四天王はこの薬師如来を護っていました
薬師如来:旧加田(かた)村にあり「加田のお薬師様」と呼ばれ眼病に霊験がありと伝わる。薬師東方薬師瑠璃光如来と称され、十二の大誓願を発し人々の病苦を救い種々の疾病を治す。十二神将をたずさえており、「十二神将は信者を守り、時を守る」とされている。薬師堂の軒に十二支が掲げられているのはその為か
天文2年(1739)に境内全体が消失しますが、四天王門と薬師堂は別の場所にあり被害を免れます。
唐破風向拝の天井は格天井になっています。様々な絵柄の天井画
馬、獅子などの動物、植物が描かれてます
金物付の格子戸。扁額横に蛇の彫刻が見えます
長押の上に干支の彫刻が見えます。4面それぞれに3つの干支
馬、猿、兎、牛。見づらくなっている動物もあり判別出来ませんでした
多くの墓石が並びます
車を停めた所にある池:慶徳寺の薬師如来は目の病に御利益がある仏様。かつてこの池から片目がない魚が大量に釣れたそうです。
境内には数匹の猫。居心地がいいのでしょう。
慶徳寺・前編、是非こちらも御覧ください
慶徳寺・前編(滑川町)/江戸中期の四天像
薬王院醫王山 慶徳寺・前編/滑川町宗派 曹洞宗本尊 釈迦牟尼仏創建 永承元年(1504)茂林寺第3世の嫩桂祖香を勧請開山とし、のち慶徳寺第2世中孚淳異が開山したと伝わる ※茂林寺は群馬県館林にある「ぶんぶく茶釜」で有名なお寺です...
【アクセス】
住所:埼玉県比企郡滑川町中尾812
交通:最寄りのバス停からは徒歩30分程、車で行くのが良いかと思います。関越自動車道「東松山」インターより15分