古事記に基づく社殿彫刻/越生町:熊野神社

埼玉県の神社
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入間郡越生町:龍ヶ谷熊野神社

主祭神  須佐之男命、伊奘冉尊・速玉男尊・事解男尊

創建   天保15年(1844)

もともとは龍穏寺の鎮守として創建。現在の本殿は、天保15年(1844)に永平寺管長となった道海和尚の代に、山門、経堂と一緒に建立。壁面の彫刻は、神山之村(現群馬県太田市)の彫り物師、岸亦八によるもの。明治維新後の神仏分離令により境内を区分し村内の20社を合祀。明治5年村社となる

龍穏寺の四天門を通った左手にあります

社殿:銅板葺き屋根、権現造り

狛犬:いいお顔されてます。苔もいい感じ

足元に小さな子。いつ頃のものかは見つけられず

可愛い表情してますね

正面:向拝虹梁まわりには多くの彫刻。かなり格式が高い神社だった事がうかがえます

折れ戸には仙人達の彫刻

軒裏は繁垂木。垂木の幅と同じ間隔で密に並びます

右側面からの様子。窓に大きな龍がみられます。

本殿角:大変興味深い彫刻を見つけました。象鼻でしょうか。目と牙らしきものがあります。そして懐に蓑亀を抱えています

正面から見るとこんな感じ

こちらは獅子ですね。金色に光る眼。一見、波の様に見えますが口を開けた獅子。彫刻師・岸亦八氏は高度な技術を持った方だったんですね。他ではなかなか見ない貴重な意匠。山中にこんなに素晴らしい出会いがあるとは感激です

本殿背面:古事記を題材にした彫刻。天照大御神が天の岩屋戸から出た瞬間を表したもの。

本殿裏の末社

一見の価値ありです。急な狭い坂を入ってゆくので冬場は気を付けて下さい。

過去、大雨の際には川沿いの道路が崩れ通行止めになりました。

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【アクセス】

住所:入間郡越生町龍ヶ谷453

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