宝持院(草加市)/六地蔵と六角地蔵、江戸後期の山門

埼玉県の寺
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長久山宝持院(ちょうきゅうざん ほうじいん):草加市

宗派  真言宗豊山派

本尊  十一面観音 ※享保5年(1720年)以前は不動明王であったと伝わる(旧本尊の不動明王は不動堂に安置されている)

創建  江戸初期

山門:1824年築。茅葺風の銅板屋根。※埼玉県内では川越市の実相院にも似た形式の山門があります

屋根に厚みがあり特徴的

柱の獅子彫刻。表情も細やかです

妻側の大瓶束:中央に象鼻、両側にヒレが付く珍しい意匠です

欄間彫刻には多数の馬

虹梁は立体的に彫られ華やかです

山門の格天井:天板には紗綾形(卍崩し)が彫られ、中央に東西南北。囲む輪には子丑寅・・と十二支が彫られています。

納骨堂:銅板平葺き屋根。境内全体は銅板屋根で統一

不動堂:以前の本尊・不動明王が祀られているようです。手前に桜の木、春は綺麗でしょうね

本堂:平成4年築、銅板本葺き屋根の大きな建物

地蔵群

よく見ると・・六地蔵と六角地蔵が並びます

六地蔵は交通の要所に目印として置かれる事も多かったようです

六地蔵についてはこちらで詳しく記事にしました

六地蔵の話
そもそもお地蔵様って?お地蔵様の正式なお名前は、「地蔵菩薩」です。インドの古典語であるサンスクリット語でクシティ(大地)・ガルバ(胎内)と言われていたものが、意訳されて「地蔵」となりました。交差点や路地でも見かけるお地蔵様ですが、実はとても...

いぼ地蔵尊:享保11年(1726)

【アクセス】

住所:埼玉県草加市谷塚町1051 

交通機関:東武スカイツリーライン「 谷塚駅」より徒歩8分

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