小淵山正賢寺 観音院(かんのんいん):春日部市
宗派 本山修験宗
本尊 聖観世音菩薩(作者不明・年代は飛鳥時代と伝わる)
【寺院縁起】
建立は鎌倉時代中期、正嘉2年(1258)と伝わる。山号は小渕という地名から、院号は御本尊の正観音に由来。寺号は正賢寺という。家内安全・商売繁盛・学業成就・闘病平癒、あらゆる祈願に御利益があるとされ多くの方が参拝に訪れる
仁王門:元禄2年(1689年)建立。戦前は鐘楼門だったようです。戦時中に梵鐘は供出。多くの寺で梵鐘が供出され兵器や弾薬に変えられました
寄木造りの仁王像。歴史を感じます
本堂:内陣に納められた棟札により寛政12年(1800年)再建と判明。過去には永和2年(1376)と文政8年(1825)に修理が行われたと伝わります。大きな鰐口が掲げられています
向拝の様子。組み物、手挟みに繊細な彫刻が見られます
屋根は二軒、5間四方、高欄付き
観音寺に伝わる円空像は7体。聖観音菩薩立像は2メートル近く、他にも不動明王立像、毘沙門天立像、蔵王権現立像、役行者倚像、徳夜叉明神像、護法大善神像があります。
【アクセス】
住所:埼玉県春日部市小渕1634番地
交通:東武鉄道スカイツリーライン、アーバンクライン「春日部」駅より徒歩約20分
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