願いを込め朱塗りの猿を祀る/久喜市:三ツ木神社

埼玉県の神社
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久喜市:三ツ木神社

主祭神  大山咋命(おおやまくいのかみ)

三ツ木の山王様。元は「山王権現」と号し、山王塚と称する小高い塚の大欅の元に祀られていたようです。織田信長による比叡山延暦寺の焼き討ちで滋賀県津市坂本に鎮座する日吉大社もあおりを受け、焼き討ちを逃れた僧の雲海上人が山王権現(日吉大社)の神霊を捧持して諸国をめぐり、天正12年(1584年)にこの地に至り、塚の上に瑞光を見い出し小祠を建てその神霊を祀ったのが創建と伝わる

ん?御神木の中に朱塗りされた物が祀られています、です

宮司様が仰るには「巣鴨高岩寺:とげぬき地蔵の洗い観音様」が『悪い所に水をかける』ように、願いを込めて朱を塗ったと伝わるそうです。

猿は女猿であり婦人病・子授け・安産・に霊験あらたかと伝わり、無事願いが叶うとお礼として「借りたものと新しく作った石猿合わせて2体にして返す」という風習

なぜ猿なのか

は御祭神の「大山咋神(おおやまくいのかみ)」の使いとされており、神様の使いの猿「神猿(まさる)」と言われ、敬われていました。その「まさる」という音から「勝る(まさる)」「魔が去る(まがさる)」とも考えられ、勝運の神や魔除けの神として置かれています

奉安された猿。約6000体になるそうです

道路から本殿を拝見。覆い屋になっていました。

【アクセス】

住所:鴻巣市愛の町169

駐車場:なし

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