江戸幕府より寺領10石を賜る/春日部市:浄春院

埼玉県の寺
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春日部市:不二山浄春院(じょうしゅんいん)

宗派  曹洞宗

本尊  釈迦牟尼仏像

開基  一色宮内大輔公保(古河公方重臣)

開山  梅室門英

山門:参道両脇に松が並びます。先には桜の木。春は景色が良さそうです

山門:袖塀付き銅板本葺き屋根。右手に参拝用トイレがありました

六角堂

御堂:山門を通り左手の小高い丘の上(塚)の上にあります。富士山は、別称として「不尽山・不二山」があります。お寺の山号が「不二山」である事から古くから繋がりがあるのでしょう。神仏習合の名残かな

江戸時代の庶民信仰の一つに富士信仰があり、この信仰の組織である「富士講・ふじこう」が各地に結成されました。講中の人々は富士塚(ふじづか)と呼ばれる富士山を模した人工の塚を築き、信仰の対象としました。春日部市内では 29 基の富士塚が確認されています

鐘楼

座禅堂:本堂の左手の高台にあります

本堂:1863年築。銅板本葺き屋根、唐破風付き。間口も大きく立派な本堂です。手前に彼岸花が見えますね。3色咲いています

3色の彼岸花

黄色は珍しい

彼岸花は曼殊沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれます。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。ちょっと彼岸花について調べてみました

ヒガンバナ:中国大陸原産ヒガンバナ属の多年草。北海道や東北地方を除く日本全国で自生、9月中旬頃に地中から蕾を出し直径10〜15cm程の花を咲かせます。開花が終わると葉が大きく伸びそのまま冬を越します。春に葉は枯れ夏は休眠期となる。そして鱗茎(りんけい)と呼ばれる球根の部分に強い毒素を含む。毒はおもにアルカロイドで他の植物の生育を阻害する為、雑草対策として田んぼのあぜ道に多く植えられる事もある

なるほど。私も田んぼのあぜ道沿いに彼岸花が植えられているのを見た事があります。「鱗茎の毒を害獣が嫌う為」田んぼを守る役割もあったのですね。

本堂の側面。垂木は二軒

お寺の目の前にバス停があります。便利ですね

【アクセス】

住所:春日部市小渕2156

交通:春日部市バス「幸楽荘東」下車

東武伊勢崎線「姫宮」駅より900m

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