寳命山多聞寺 實相院(ほうめいざんたもんじ じっそういん):川越市
宗派 天台宗
本尊 弥陀三尊
創建 江戸時代初期、または室町時代(江戸享保年間、安永年間の火災により資料焼失)
【寺院縁起】
地域の歴史書には、慶安年間(1648~51)には「實相房」の記録あり。※「房」とは子院を意味し、比叡山延暦寺を本山、古谷本郷:灌頂院の末寺を意味するようです。
特徴として、歴代の住職・僧侶の方々が地域の子弟の為に寺子屋教育に力を注ぎ、文字の読み書きを教えていました。隣接する「川越市立古谷小学校」の前身は實相院であり、小学校の正門前には歴史を記した石碑が残っています
山門:銅板平葺き。石製の緩やかなスロープ。最近はバリアフリー化しているお寺が増えています
山門を通ると右手に鐘楼:茅葺風屋根。珍しい形状。妻側がえくぼの様に窪んでいます
妻側:波型の束が美しい
内部軒天板:百人一首のようです。鮮やかですね
本堂:銅板屋根、唐破風付。
茅葺風の屋根の軒付けは5段 ※軒付の段数は奇数となる事が多いです
南天でしょうか、赤い実が鮮やかです
地蔵群
【アクセス】
住所:川越市古谷上4266-1
交通:西武バス川越駅東口発、川越グリーンパーク行「古谷小学校」下車約徒歩5分、
JR川越線「南古谷」駅下車。タクシーにて約10分
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