恵明寺(足立区)/江戸六阿弥陀詣、紅葉と枝垂れ桜

東京都の寺
この記事は約3分で読めます。

宮城山圓明院 恵明寺(えみょうじ):足立区

宗派  真言宗系単立

本尊  阿弥陀如来 (本尊の経緯:古来、不動明王だったが明治9年に荒川の改修工事の際に末寺の江北村小台大門「延命寺」を吸収合併し、本尊を阿弥陀如来としたようです)

江戸六阿弥陀詣札所:2番。

概要:1648年、徳川家より朱印地20石を拝領。京都醍醐寺三法院の直末寺院で末寺11ヵ寺を擁す中本寺格の寺院でしたが、その後真言宗豊山派に属し昭和28年より独立。現在は真言宗系の単立寺院

通用門:訪問時は紅葉が素晴らしく赤い絨毯のようでした

広い庭は綺麗に整えられています。奥は首都高速

本堂

山門:写真右に写っているのは枝垂桜。毎年4月の第一土曜日は「しだれ桜の夕べ」が開催されます

枝垂桜開花の様子【あだち観光ネット】より写真をお借りしました

荒川(現・隅田川)両岸の6ヵ寺を巡る江戸六阿弥陀詣が江戸時代後期に流行。春と秋に江戸の女性達は徒歩で一日参拝したようです。

江戸六阿弥陀:行基が一本の木から六体の阿弥陀仏を造り六ヵ寺に安置。足立姫伝説が元になっています

西福寺(北区):旧豊島村/現:豊島2丁目交差点辺り

延命院(足立区):旧小台村/現:足立区小台 ※明治9年(1876)廃寺。恵明寺が阿弥陀堂を管理しましたが、荒川放水路開削工事により阿弥陀堂は廃止。阿弥陀仏は恵明寺に移され江戸六阿弥陀2番目を受け継ぐ

無量寺(北区):旧西ヶ原村/現

与楽寺(北区):旧田畑村/現:

常楽院(台東区・別院):旧下谷広小路/現:台東区広小路 ※調布市に移転

常光寺(江東区):旧亀井戸村/現:江東区亀戸

木余として、性翁寺(足立区)、昌林寺(北区)

足立姫伝説・性翁寺(足立区)については、こちらで詳しく書きましたので是非御覧下さい

性翁寺(足立区)/草創神亀2年(725)、伝説の足立姫墓所と木余り如来
足立区:龍燈山 貞香院 性翁寺(しょうおうじ)宗派  浄土宗本尊  阿弥陀如来:東京都指定文化財(平安時代末期から鎌倉時代の作成)開創  神亀3年(726)、行基菩薩が足立姫菩提所として庵を開く山門:大棟の端には鴟尾(しび・とびのお)付。※...

【アクセス】

住所:足立区江北2-4-3

交通:◆電車 日暮里・舎人ライナー「高野」駅(西口)徒歩10分、日暮里・舎人ライナー「扇大橋」駅(西口) 徒歩10分、◆バス 東武スカイツリーライン「西新井」駅(西口)から都営バス「池袋駅東口行き」 荒川土手下車 徒歩2分

周辺地図

タイトルとURLをコピーしました